部屋が見違える!アートポスターのおしゃれな飾り方

あなたの部屋を美しく彩る、壁にアートポスターを飾るための完全ガイド。適切な配置方法、フレーム選び、ギャラリーウォールの作り方など、プロのテクニックを紹介する。

1. 飾る場所を決める

まずはじめに考えることは、どの壁、どの部屋、どの位置に飾るかを決めることである。リビング、玄関、ダイニング、階段や寝室などスペースごとに雰囲気や演出方法が異なるため、まずは飾りたいエリアで壁の広さや光の当たり方を確認しよう。

ポスターをグルーピングし、空間全体の雰囲気を統一するとバランスよく見える

2. サイズ測定と全体バランス

壁のスペースを測定し、ポスターのサイズと組み合わせを検討する。大きな壁面には大判サイズや複数のポスターを組み合わせてギャラリーウォールを作るのも効果的だ。家具との位置関係や、人が座った時・立った時にどのような視線になるかを意識しよう。

プロの現場でも「中心点を床から約145cmに設定する」のが一般的である。特にサロンスタイルやグリッド配置の場合はその中心を意識したい。

家具の幅と揃えることで、空間に一体感が生まれる。
大小様々なポスターでも、等間隔の余白が効果的。

3. レイアウトと配置のテクニック

  • 床に並べてシミュレーション: 実際にポスターとフレームを床に並べて、配置イメージを確認する。紙の型紙を壁に貼ってみるのも有効。
  • グリッドレイアウト: 同じサイズのフレームで等間隔に並べる。2~3cmの均等なスペースを設けると整然とした印象になる。
  • サロンスタイル: 中央に大きめの作品を配置し、それを囲むように大小様々なアートを自由に並べる。重めの色やフレームは下部に配置し、軽やかさを上部に持たせるとバランスが良くなる。
  • 階段横の配置: 段差に沿って傾斜をつけて配置すると動きが生まれ、視線の流れが自然になる。
階段スペースを活用したギャラリーウォールの例

4. 壁への取り付け方: ダメージレスにも配慮

壁を傷つけたくない場合や賃貸マンションでも、ダメージレスで飾る方法が増えている。以下はおすすめの方法である:

  • 3Mコマンドタブ: 貼って剥がせるので、定期的な模様替えやカレンダー等にも最適。
  • ピクチャーレール: 天井または壁の高い位置にレールを設置し、好きな位置にワイヤーでアートを吊るす方法は、頻繁な入れ替えにも最適である。
  • 額縁を立てかける: 穴を開けずに棚上や床に額縁ごと立てかけるだけでも、インテリアとして十分成立する。

5. フレームの選び方とアートを引き立てる工夫

  • 統一感: 白マット&黒フレームはどんなアートにも合い、空間を洗練させる。
  • ミックススタイル: インテリアやテーマに合わせてフレーム素材や色をあえてバラバラにすることで、遊び心ある印象にも。
  • マウント台紙: 額縁内にマット台紙を挟むと、アートがより際立つ。
  • サイズ感: 大小のフレームを混ぜることで、リズム感と奥行きが生まれる。

額縁や台紙の使い方で印象が大きく変わるタイプの異なるフレームをミックスしても楽しい。

6. ギャラリーウォールで個性を演出

複数のアートやポスターを組み合わせ、空間全体にストーリーやリズムをもたせるギャラリーウォールは、インテリアに個性と深みをもたらす。家族写真だけでなく、旅の思い出、抽象画、植物画などテーマやカラーパレットでまとめると、より統一感が引き立つ。

色やテーマに統一感を持たせたギャラリーウォールは圧倒的な存在感を放つ

7. プロのこだわりポイントとまとめ

  • 必ず壁やフレームを事前に清掃する。埃や汚れは粘着力や見た目に影響する。
  • 飾ったアートの中心が視線上に来るよう意識する。
  • 作品どうしの余白を均等に保つことでプロらしい仕上がりになる。
  • 迷ったときは床やテーブルに配置して撮影し、客観的にチェックする。
  • 季節や気分によってアートを入れ替える楽しみも、ギャラリーウォールの魅力である。

アートポスターは壁に並べて初めて本来の魅力を発揮する。計画的な配置と工夫次第で、あなたの住まいはプロのように洗練されたギャラリースタイルとなる。ぜひ自分だけのオリジナル壁面アートを楽しんでほしい。

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