リビングの印象を左右するおすすめの照明

照明は部屋の演出おいて欠かせないアイテムです。好みの家具を置いてお気に入りの空間をつくったとしても、照明の選び方次第では部屋の雰囲気を台無しにしてしまいます。

日本の住居では天井から部屋全体を照らすシーリングライトをよく目にしますね。リビングのような広いスペースでも、円盤のシーリングライトが一つあれば部屋全体を明るくしてくれます。

しかし一つの照明で煌々と青白い光を発していると、部屋全体が無機質な印象になってしまいます。

いっぽう欧米などの海外では、一つの部屋に対して複数の照明を取り入れることがよくあります。直接照明、間接照明を上手に組み合わせて部屋を演出しています。それぞれの照明が持つ特徴を活かして設置すれば、部屋の印象は大きく変わります。

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リビング照明のポイント

色温度を意識する

照明の光には明るさの他に色温度という基準があり、K(ケルビン)という単位で表されます。数値が低いと暖色系(オレンジ色)、数値が上がるにつれて寒色系(青色)になります。日本のリビングで使用されている照明の色温度は白色、昼白色(4,000〜5,000K)が多いです。

これらの明かりは仕事など集中したいときや活動的な時間帯には向いているのですが、リラックスしたいときには明るすぎてしまいます。一方ケルビンが低いオレンジ色の光はやわらかい印象と落ち着きを与えてくれます。

色温度は部屋の印象とそこにいる人の気分を変えます。リビングはほとんどの家で一番広いスペースであり人が集まるところですので、部屋全体の明るさは担保しつつも、落ち着きのある空間を演出をしたいものです。

複数の照明を取り入れる

複数の照明を取り入れることで、部屋に陰影ができて立体感が生まれます。部屋を均一に照らすとのっぺりとした印象になってしまいますが、陰影を利用することで奥深さを感じることができます。また部屋のフォーカルポイントなど目立たせたいところに照明を配置することで、引き立たたいところにスポットを当てることができます。

リビングにおすすめの照明

ベースとなるシーリングライト

リビングは一般的に家の中でもっとも広いエリアであり人が集まる場所でもあります。おしゃれな間接照明を置くのはいいですが、間接照明一つだけでは暗すぎてしまいます。例えばシーリングライトでベースの明るさをつくって、ポイントととなる場所に別の照明を設置します。

シーリングライトは調光調温可能なもおのを選ぶとよいです。シーリングライトは青白い光なのに、同じ部屋にあるスタンドライトはオレンジの光だと違和感が生じてしまいます。同じ部屋に複数の照明を置く場合は色温度を揃えるようにします。

スタンドライト

スタンドライトは、インテリアの要素としても大きな役目を果たします。ソファの横や部屋のコーナーに背の高いスタンドライトを置くことでメリハリがうまれます。スタンドライトのやわらかい光が温かみを与えてくれます。

テーブルランプ

テーブル、チェスト、ラック等の上に置いて使います。オブジェやアートを照らすことで、目立たせたいものを際立たせる効果があります。素材や形によって光の進み方や雰囲気が変わるのも楽しみの一つです。

まとめ

リビングの照明は広い空間を照らす明かりと、ポイントを照らす照明を組み合わせることで必要な光を確保しつつも、リラックスできる空間をつくることができます。時間帯や気分によって明るさや色温度の調整、点灯させる照明の数を変えるなどして最適な空間づくりを目指しましょう。

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